千石 ウナギ整骨院のお知らせ

整骨院のΨ難

毎年この時期になると京都の清水寺で,一年間の世相を表す漢字一文字が発表されます。今年の「災」となったそうですね。

確かに,災いと言える良くないことも多かったように思います。天災も人災もありました。被害もたくさんありました。
本当に幸いなことに,私は報道でよく取り上げられるような災いには遭わずにここまで来られました。テレビを観ながら他人事と捉えているのは確かです。

そんな立場だから言えることだ!と叱られてしまうかもしれませんが,私はどうもこの一年にネガティブな漢字を当てはめることに抵抗があります。
結婚や出産,出世,目標の成就,この年に幸せな出来事があった人もたくさんいるはずです。それに向けての日々の中には災いとも思える苦難があったかもしれませんが,最後の成果で良かったと思えれば・・・。苦と楽を数値化して比率を見たときに苦の配分が多かったとしても,総合して苦が勝るとは限らないように思います。


痛みの治療についても近いものがあるように思います。
治療の過程のため治っていないまま帰るのが「苦」で,改善が見えてきて再発を防ぐ施術を受けるのが「楽」だとすると,苦の回数が多いのは想像に難くないでしょう。ですが最終的には「楽」に向かうのです。これは果たして総合的に「苦」でしょうか。

実際,なかなか症状が改善しない人もいます。一回で良くなる人はほとんどいません。最低でも3回くらいは連続して診せていただかないと解決の糸口すらつかめないこともあります。(初回からひと月くらい過ぎてから来院して「やっぱり変わらない」と言われても正直「それは…残念ですね」くらいしか言えません。)

ご面倒でも,どうか通っていただきたいと思います。あ~治った!と気持ちよくお帰りいただける日はそう多くないかもしれません。ですが数回診せていただいた末「ずいぶん楽になってきた」となるよう頑張らせていただいています。


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