千石 ウナギ整骨院のお知らせ
他の誰かにあなたがふられる日まで
うちは今、一人院でやっています。
とはいえ一応会社員ではあって、
社長も先輩もちゃんといるので
完全に一人ってわけではありません。
完全に一人ってわけではありません。
困ったら相談できる相手がいるので
厳密には一人で院を回してるなんて
言っちゃおこがましいのですが、
それでも施術以外にもやることが
ちまちまあったりなかったりします。
それらの多くは、
面倒に思うものも含めても楽しくやれているのですが
どうしても好きになれないものがひとつ…
それは…
方々から押し寄せてくる営業!
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case1 “幾らでも待つわ”あみん系
患者さん対応中、
自動ドアがウィ-ンと開く。
ほぼ完全予約制の当院において
患者さん対応中にドアが開くことは珍しい。
それもあって、ドアが開くだけで訝しんでしまう。
仕切りの隙からチラっと窓口を見ると、
30代半ばと思しき青年が立っている。
本来、これだけで訝しんではいけない。
予約制なのはこちらの勝手な都合。
それを知らずにご来院というのは普通のことである。
だが、この場合に限りその可能性はゼロである。
その根拠は、彼の抱えている得物にあった。
タテ50cmヨコ100cmハバ50㎝(見た目寸法)、
彼が持っていたのは巨大な電光看板。
アレを売りに来た可能性が非常に高い。
だがまだわからない。
彼がポケモンではない保証はない。
ドッコラーの可能性もある。
勝手な憶測で営業だと決めつけ邪険に扱って、
もし彼がケガをしたドッコラーだったら
私はケガ人を見た目で診療拒否した悪徳治療家だ。
一応、聞いてみる。
私 「どうされましたか?」
青年「あ。電光看板のご紹介に…」
M私 「ドーミラー!ねんりきだ!」
※M…モノローグのこと。決してマゾではない。
私 「今、手が離せないので」
当然の反応である。事実、私は手が離せない。
青年「そのままで良いので聞いてください」
私 「ごめんなさいね。また機会があ…え?」
M私 「え?なんですと?そのままでいいから?え?」
青年「こちらの商品なのですが…」
私 「ちょ、ちょちょちょ?」
青年「はい」
私 「あーダメです。ダメです。聞いてられない」
青年「あ、今はダメですか?承知しました」
「では、こちらで待たせていただきます」
私 「ごめんなさいね。また機会があ…え?」
青年「………」
私 「あ…あの…」
青年「はい?」
私 「あの、邪魔っす」
青年「お邪魔にならないようにお待ちしてますから」
M私 「まじっすか」
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結局この営業さんには、
「訪問は全て事前のアポをお願いしている」
といって帰ってもらったのですが、
いろいろな意味でタフな営業さんでした。
もしこの記事をご覧になっていて
今後うちに訪問営業を予定している方がいらっしゃいましたら、
事前に電話(できたらメール)でアポをお取りいただくようお願いします。
もちろん診療は別です。飛び込みOKです。
ただ、予約が可能な場合は予約のほうが確実です。
おわり