千石 ウナギ整骨院のお知らせ
【治療】施術中,なぜ喋るのか?
このお仕事を始めてからしばらくは
施術中に患者さんとうまくお話できなく,
「もっとお話して!」
とのアドバイスをよくうけました。
そしてお話をするようになると今度は
「手が止まってるよ!」
とのアドバイスをよくうけました。
これ…できるようになるのかなぁ…
と,それはもうひどいものだったと思います。
なら今はできるのかと言われると
それは患者さんに聞かないとわからないのですが,
10年前に飲みの席で教わった先輩のアドバイスを
最近になってしきりに思い出すようになりました。
埼玉県の川口にある「はづき接骨院」の初代院長が私の最初の師匠です。
教員をやめたあとなんとなく塾講師でダラダラ繋いで
片手間に接骨院にいた私を今の仕事に呼んでくれたのも
この先生です。
よく喋る先生でした。
とにかくしゃべり倒していました。
前職を引きずっているせいで今以上に頭でっかちだった私には
「大してこと言ってないな」
「調子のいいことばっかり言ってるな」
「精神論ばっかりだな」
くらいにしか思えていませんでした。
なんとなくのまま半年が経った頃,
その日の診療を終えてお片づけをしていたら
いつもはパソコンの前でカルテ書きに没頭している院長が
「渉,飲み行くぞ」
飲みに誘われたのは初めてでした。
いろいろ話を聞きました。
しかし私にはただの説教にしか感じられず,
そのときの言葉を受け取るには10年かかりました。
今,患者さんとお話しながら思います。
「俺,大してこと言ってないな」
「俺,調子のいいことばっかり言ってるな」
「俺,精神論ばっかりだな」
でも,喋る目的を果たすには,
このくらいがちょうどいいんですね。
え?その目的ってのは一体何だっ?
先輩に何を教わったんだっ?ですか?
先輩に何を教わったんだっ?ですか?
私がそれを人様に話せるようになるにはもう10年修業が要りそうです。
【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
スマホのゲームを一切やらなくなりました。
一時期は寸暇を惜しんでまでやっていたのに。
で,かわりに何をしているのかというと,
ラクロスの試合を観ています。
こうなった経緯に関してはまた別の機会に…