千石 ウナギ整骨院のお知らせ

【通院】治療はPDCAサイクル

整骨院に通うとき,ほとんどの患者さんは
「1回で終わりにしてくれるところに行きたい!」と思うかもしれません。
 
回数が重なれば重なるほど時間も費用もかかります。
 
即効性がある=良い治療院
 
という感覚でいる方も多いようです。
現に,良いところを探してあちこち渡り歩く患者さんもよく見ます。
 
「どこに行っても肩のコリが治らない」
 
という相談も受けます。
私もその場では多少言葉を選びますが,言ってしまえば…
 
「でしょうね」
 
なんです。
 
そこそこの年月をかけて自分で育てた症状です。
初めて会った人が一撃で全て解消!
なんてことはそうそうありません。
 
もしその場ではよくなった感じがしても,
少し時間がたてばまた再発します。
 
なぜか?
それは,根本的に肩が凝る原因は手付かずだからです。
 
長年の肩こりや腰の痛みのような症状は
慢性的であればあるほど
治療にはそれなりの期間がかかります。
 
期間をかけるだけでなく,
患者さんと治療家のコミュニケーションを
しっかり取ることで症状の改善が近づきます。
 
「肩こりの改善計画を立てる」
      ↓
「効果的と考えられる施術をする」
      ↓
「直後や翌朝などの調子をみる」
      ↓
「方法を一部見直して施術を行う」
 
いわゆるPDCAサイクルです。
これをやってくれる治療院は信用してみても良いような気がします。
 
様子見という感じでちょっと受けてみてから決めたいというのも理解できますが,
ここも違うあそこも違う,と渡り歩いているうちに早く治せる機会を逸してしまった人はごまんといます。
 
患者さんが「良い」と思う治療と実際に治癒が近づく治療が異なることも少なくありません。
 
自分で考えずただ近場に通ってくれとは言いませんが,
症状を聞いて画一的でない治療をしてくれるところならある程度通ってみる価値はあると思います。
技術の有無はあるかもしれませんが,そういう先生はきっと熱心に治してくれます。
 


【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
 
今日みたいな記事を書くと,
「ウチはそういう院だよ!ウチに来て!
…と言いたいんだろ?」
 
などと意地悪をいわれそうですが…
 
まぁなんというか…
残念ながらウチは多分逆です。
 
ちゃんとコミュニケーションがとれて
通ってくれる患者さんであるほど熱心になるタイプかもしれません。
 
初めから上記のサイクルに乗る気がなく1回だけ様子見…
という人は「あぁ,ちゃんと治す気がないんだな」とは感じます。
そういうの私はすぐ顔に出ます。
そして多分出るのは顔だけじゃないです。
 
治療って,患者さんと治療家の双方の治す意志が揃って初めて成立するものですからね。

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