千石 ウナギ整骨院のお知らせ

【選択】フェイスペーパー問題

 当院のような整骨院のみならず,エステやマッサージ屋さんでは患者さん,お客さんにうつぶせになってもらった状態で施術を受けていただくことが多いです。
 そしてそんなときに使う枕は,施術中息ができないなんてことが無いよう特殊な枕を使用することが多いです。どれも睡眠にはちょっと不向きです。


 枕の種類は様々で,昔の川口市のような一部欠けたドーナツ型や,円柱を真っ二つに切ったような型,直方体型などがあります。当院は川口市型です。出身も枕も川口市です。
 
 そしてこの枕とセットで使用されるのがフェイスペーパーです。もちろん使用前には必ずきれいにしている枕ですが,直接お顔に触れるものなので使い捨てのフェイスペーパーを枕に載せ,その上でお顔を置いてもらうのが通例です。
 
 枕は要らないという方はいますが,ペーパーが要らないという方はほとんどいません。
 
 そしてこのフェイスペーパー,何を使うかでちょくちょく悩みます。もともとは当グループとのお付き合いのある業者さんから厚手の大きいものを買っていました。厚みは申し分なく,触れ心地も良いものでした。
 
 ただちょっとコストが高め,ということで,キッチンペーパーを使うようにとお達しがあり,最近はキッチンペーパーの中央に切れ目を入れて使っていました。
 
 確かにこれなら随分安い。コストの面だけを考えればこれ以上のものはないかもしれません。これがゴールかなと思いかけましたが,キッチンペーパー独特の模様が患者さんのお顔についてしまうという点がどうも気になります。

 しまいには「これなら要らない」という患者さんも出てくるようになりました。
 
 そこで,要らないならもう無しでいいや!と考えてしまうようになったらいよいよ読解力がマズイ。「これなら要らない」と「要らない」は違います。

 取り急ぎ,以前にも数度お世話になったフェイスペーパーを注文。すると…
 
 患者さん心理,なのかどうかはわかりません。大抵のサービスで共通するものかもしれません。悪くなった点は何も言わず,最悪ただ離れてしまいますが,良くなると言ってもらえる場合が少なくありません。
 
 実際,「紙,良くなりましたね」「こないだのは顔が痛かった」と,時間差で感想を聞くこととなりました。変えてよかった…

 並べてみるとずいぶん違います。
 もちろん,消耗品選びは扱う先生の裁量なので単純な良し悪しで言うことはできません。キッチンペーパーの使用を非難するわけでもありません。たまたま当院がそうだったというだけのことです。
 
 ただ,やはりなるべく「それ用」に作られたものを使うのが安全策な気がします。

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