千石 ウナギ整骨院のお知らせ

【胡瓜】夏バテ予防に夏野菜を!

 先日お亡くなりになったジャニー喜多川さんの多々ある実績の中には「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」 「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」としてのギネス世界記録もあるそうです。ここ数日のニュースで時間をかけて報じられているおかげで色々知ることができましたが,本当にすごい方だったのですね。ご冥福をお祈りいたします。

 今回はまずギネス記録について少し綴ってみようかと思います。そもそもギネスとは…
「ギネス世界記録の発行は、アイルランドのビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間とアイルランドへ狩りに行った時狩りの獲物のうち、世界一速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロかライチョウか、という議論になり、これになかなか結論が出なかったためで、ビーバーがもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想した。」
 
なのだそうです。ウィキペディア先生からの情報です。ギネスとして認定されるには,公認の認定員さんの厳しい審査を受け,その時点で世界で一番だと認定されれば記録されるのだそうです。なので,例えばたまたま学校でクラス全員の大縄跳びをトンデモナイ回数を跳べたとしても,その場に認定員さんがいないとダメということです。認定員さんを呼んでもう一回同じことをやろうとしても,そういう時って緊張で変に力が入って成功しにくいものですよね。

 また,一番であれば何だって良いというわけではないようです。審査基準が明確でないものや,健康に害を生じるもの,記録を求めるあまり犯罪を起こす危険性があるものは申請を受け付けないそうです。何でもありではないってことですね。

 逆にいえば,基準が明確で健康的にも安全で人を傷つけることがないものであれば何だって大丈夫なわけで,先述のジャニーさんのような偉大な功績が記録されることもあれば,1分間で新聞の「の」の字を探す(記録177字),カタツムリを顔の上で10秒間這い回らせる(記録43匹…うげっ)などの,正直実にしょーもないことだって同じ「世界一」という基準で記録されるのだそうです。

 
 そろそろ「タイトルと違うじゃないか」とお思いの方も出てくるころでしょうか。ではそろそろキュウリの話を。キュウリはほとんどが水で出来ています。食物繊維を摂ろうとキュウリを一生懸命食べてもその目的はなかなか果たせません。キュウリには栄養が少なく,その少なさでギネス認定されてしまっているそうです。…記録って,上にも下にもあるんですね。ちなみに上の記録はアボカドだそうです。
 こんなことを言うとキュウリの立場を著しく悪くし,一生懸命キュウリを育てて下さっている農家の方々の名誉を傷つけます。なのでここからは私も大好きなキュウリの復権のために書いていきます。

 確かにキュウリはギネスに認定されました。その記録名は“Least calorific fruit(最もカロリーが低い果実)”です。低いのはカロリーです。カロリー(cal)は熱量の単位です。巷で言われる通り「最も栄養が少ない」と言えば聞こえは悪いですが,「低カロリー」と言えばOL人気が殺到するヘルシーな印象に早変わりです。評価なんてそんなもの。
 95%ほどを占める水分以外に,キュウリにはカリウムが含まれています。以前の記事で,細胞ではカリウムとナトリウムがバランスを取りながら出たり入ったりしているという話をしましたが,そのカリウムです。ナトリウムとは食塩に含まれるものです。カリウムをしっかり摂れば塩分過多に対抗することができます。余ったナトリウムは尿になって排泄されるので,高血圧対策に役に立ちます。またこの利尿作用は体温調節も手伝うため,熱中症予防にもなります。

 最近の日照不足で値段が上がってしまっている野菜ですが,この時期何かと崩しやすい健康を守るため,バランスよく食べていきたいですね!

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