千石 ウナギ整骨院のお知らせ
五月病を防ぎましょう
長かった今年のゴールデンウィークも終わり,久しぶりの平日です。私は割と混雑する電車に乗って出勤しているのですが,車内は当然ごった返していました。私などは連休中も仕事をしていたので気分的には何ら変わりありませんが,しっかり休んでいた方々にとっての今日はなかなかに憂鬱なことでしょう。目の前にいたおじさん,この世の責め苦を一身に受けたかのようなとんでもない顔をしていました。恐らく彼は,休んだ組だと思います。
連休をほとんど無視した私が割と元気で,対して連休でしっかり休んだ人が出勤段階で疲れてしまっている。これはいかに。仕事を楽しめているかどうかも一つの線引きになるかもしれませんが,なにより人は変化に弱いということだろうと思います。いつもやらないことをするから,ところどころに支障が出るのです。
とはいえせっかくの連休。仕事以外に時間をたっぷり使える機会なんてそう多くはないので,伸ばせる羽は伸ばした方が良いのも確かです。仕事しろとは言っていません。ただ,「休み=回復」の等式は成り立たず,むしろ疲労度は「休み>=仕事」になることもあることを理解したうえで休むことを選択したいものです。
それがわかっていれば「たっぷり休んだのだからその分しっかり働こう」などとわざわざ自分のハードルを上げることもなく,上げ過ぎたハードルに蹴躓いて五月病患者になることもないのです。
それがわかっていれば「たっぷり休んだのだからその分しっかり働こう」などとわざわざ自分のハードルを上げることもなく,上げ過ぎたハードルに蹴躓いて五月病患者になることもないのです。
「責任感」という言葉を免罪符のように使いハードな仕事を自他に課す人もいますが,責任感ってそういうことではない気がします。余裕を持ってできると思ったことを引き受け丁寧に仕上げるのと,できない可能性があることを勘違いと紙一重の向上心で引き受けて身を削り目にクマを作りながら見直す余裕もなくどうにか終わらせるのと,どちらが責任を果たした仕事と言えるでしょう。自分では難しい仕事があれば,その時は見送り,次までに自分のレベル上げに努める方が建設的な気がしています。…ま,半ば勢いで院長を引き受けて右往左往しながらここにいる私が言えることではありませんが。
あなたのために仕事があるのであって,仕事のためにあなたがいるわけではありません。あなたがやらなかったら誰かがやるんです。1人の働きに大きすぎるものが委ねられることがないように社会はできているのだと思います。
どうか,必要以上に疲れないでください。
どうか,必要以上に疲れないでください。