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四谷3丁目 ウナギ整骨院のお知らせ 2020年6月

患者様から質問コーナー ♯1.本態性低血圧①

施術中に患者様からの質問コーナーにブログでお答えします。

今回は40代女性からの質問で、

子供の頃から血圧が低く改善ができないか悩んでいらっしゃいました。

今回のテーマは「本態性低血圧」についてです。

低血圧も色々種類がありますが、体質的な問題で血圧が低い場合は「本態性低血圧」と呼ばれます。


○一般的な低血圧

上の血圧が、100/hg以下の場合を低血圧とよびます。
ただ、この場合は病気ではありません。
何らかの症状が現れると「低血圧症」という病名がつきます。

分類 収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧 <120 <80
正常血圧 <130 <85
正常高値血圧 130~139または85~89


○本態性低血圧

日本では1.5%くらいの割合で、内自覚症状を訴えるのは10%くらいです。

原因は、女性ホルモンの働きにより、抹消血管が拡張して血圧が下がる為、女性に多いと言われてます。

○本態性低血圧の一般症状

血圧の低下により、充分な血液が内臓にいきわたらない為、頭痛、肩こり、不眠、胃もたれ等の不定愁訴や、臓器の機能障害など様々な症状が現れます。

また併発する症状に、めまいやふらつき、顔面暗黒感を様する、「起立性低血圧」を引き起こす可能性があります。

○重篤な症状

○脳循環症状
→脳の血液循環の不足

立ちくらみ、ふらつき、頭痛、けいれん、耳鳴り、失神、眼の奥が痛い

○心臓の循環症状
→心臓のポンプ機能の不足

不整脈、頻脈、どうき、下肢の浮腫み

○呼吸器症状
→血流不足で酸素が不足

呼吸困難、過換気発作、過呼吸、息切れ

○消化器症状
→血流不足による胃腸の機能障害

食欲不振、便秘、胃もたれ、下痢、嘔吐、偏食、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃下垂

○全身症状
→身体全体の血流不足

繊維筋痛症、肩こり、腰痛、冷え性、顎関節症

○その他症状

眼精疲労、多汗症、頻尿、下肢静脈瘤、低血糖


唯一良いことは、年齢より若くみえるそうです。

血管は身体の各器官へ続く道路みたいなもので、そこに身体の栄養が詰まった血液が流れています。

血流が低下することにより本当に様々な症状を引き起こすリスクがあります。

本態性低血圧のように自覚症状がはっきりしないケースでも低血圧のリスクを考えれば、健康を保つ為の改善策は必要に感じます。

次回は、気をつけるべきポイントをお伝えしていきます。

コアトレーニング、絶対ここは外せない

前回ご紹介させて頂きました腹筋のインナーマッスルの続きです。

インナーユニットは骨に付着している一番下にある筋肉です。

身体の最奥で動かす為の筋肉や、骨格を支える役割をしている筋肉とても重要な筋肉です。

鍛えれば、体幹の安定や力の伝達がスムーズに行えます。
逆に弱ると不安定が強くなり、身体が思うように動かせなくなってしまったり、関節の衝撃が強くなることで痛みの原因になりやすくなつてしまいます。

年齢と共に何で痛くなってしまったか分からない謎の痛みの発生はこれらが原因の一因になっていることが多々ありますので、先ずは知ることが大切だと思います。

では、残り1つですね。

③骨盤底筋

骨盤の下部である菱形の会陰は尿生殖三角と肛門三角に別けられ、肛門三角は肛門挙筋と尾骨筋からなる骨盤隔膜が、尿生殖三角は深会陰横筋と尿道括約筋で構成される尿生殖隔膜と骨盤隔膜が二重に蓋をしている構造となっている。

メリット

○骨盤の安定
○内臓を定位置に支える
○姿勢を維持する
○排泄を安定させる

内臓のをハンモックのように支えています。
おしりの穴を締めたり、内臓を支える役割を担っていますので、うまく機能しないと尿漏れが起きたり、内臓を支えられずに内臓下垂が起きることで、痔や子宮脱につながることもあります。

その他腹筋のインナーマッスルと関係性が深いので、1つ背筋をご紹介しておきます。

④多裂筋

多裂筋は背骨についている小さな筋肉ですが、腰部だけ大きく太い筋肉として存在しています。 多裂筋は身体を反る動作や片側に身体を倒す際に働く筋肉です。

メリット

○姿勢維持
○脊椎の安定

多裂筋はインナーマッスルとして重要な役割を担っています。背骨は一つ一つの骨が積み木のように重なっています。なので、安定性に乏しく、靭帯や筋肉で安定性を補強しています。その代表的な筋肉が多裂筋です。

背筋群は腹筋との反対側に位置する為、拮抗してお互いを支えあっています。

バランスの良い筋肉のつけ方ができれば、姿勢も楽になるし、片寄った使い方が無ければここだけが辛いということも無くなるのではないでしょうか。

コアトレングの意義をより深く理解することで効率の良い身体作りを目指して行きたいですね。

7月営業日のお知らせ


身体で1番最初に動く筋肉はどこ?

腹筋を鍛えるのは身体に良いというのはどこかで耳にしたことがあると思います。

腹筋と漠然と捉えて言われていますが、腹筋には何種類もの筋肉が重なって構成されており、
最も重要視すべきは腹筋のインナーマッスルです。

ここを鍛えておけば運動効率は最大限に上がる腹筋のインナーマッスルを紹介していきます。

腹筋のインナーユニットは3つの筋肉にわけて考えます。

①横隔膜

横隔膜は胸(胸腔、きょうくう)とおなか(腹腔、ふくくう)を隔てる膜状の筋肉。
横隔膜はドーム状の薄い筋肉でできた膜で、胸腔と腹部とを仕切っており、息を吸い込むときに最も重要な役割を果たす筋肉です。

メリット

○体幹の安定
○心肺機能の向上
○自律神経の調整

呼吸に関わる筋肉で、身体に酸素を取り込むのに最重要な筋肉となります。
横隔膜を鍛えることで、内臓の動きの効率を上げ持久力に安定感がでます。

②腹横筋

腹部の筋肉のうち腹壁外側部を走る側腹筋の一つ。 内腹斜筋の深層に存在し、下位肋骨、鼠径靱帯、腸骨稜、胸腰筋膜を起始とし、水平に外側に向かって走り、腱膜に移行して腹直筋鞘に付着する。

メリット

○屈曲動作の安定
○腹圧の維持による体幹の安定
○力の伝達効率を上げる

腹横筋は特にオススメです。

この筋肉は初速0.3秒と身体の中で最も早く反応します。
指先を動かすや声を出すなどどんなに小さな動作でも、身体の筋肉は必ず腹横筋から反応するので、初動が安定すれば力の伝達効率はとてもよくなります。

残り1つは次回紹介します。

腹筋のトレーニングはネットや各メディアでも沢山紹介されてますが、当院でもお伝えでかます。
今回紹介した筋肉に向けたトレーニング方法、ご興味ございましたらご相談下さい。

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