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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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姿勢が先か,歪みが先か

腰や背中の調子が悪い方の多くは,身体に何らかの歪みが確認できます。当人が気付かないところでなかなか大きな左右差が生じてしまい,それを可視化(?)できるようにしてお見せすると「おおっ!」とか「マジですか?」といった反応が返ってきます。おそらく本当に気が付いていなかったのだと思います。

歪み矯正といった言葉が治療院以外でも見かけるようになったため,こちらが「これは歪みのせいです」などとしたり顔で説明を始めても割とすんなり聞いていただけます。

その中で,治療以外でどうしても患者さんご自身に普段から見直してもらう必要があるのが姿勢です。姿勢が悪い(例えば仕事で長時間座って作業する際に脚を組んでしまう)と,その歪みは悪化の一途を辿ることになります。
こう言って治療で矯正をしつつ,普段からも気を付けるお願いをして,守ってくださった患者さんたちの多くが歪みと疎遠になっています。歪みがなくなることで,自然と脚を組まなくなったという報告も聞けています。

良かったです。不調も感じなくなってこれで一件落着・・・なのかな・・・

というのも,これはちょっとした
因果性のジレンマってやつです。
「鶏が先か卵が先か」という言葉があります。どっちが先に誕生したのでしょう,という話です。ニワトリはタマゴから産まれるが,タマゴはニワトリが生む。そのニワトリはタマゴがなければ産まれないが,ニワトリがいないとタマゴが現れない。…あれ?というわけです。

似たような話です。
姿勢が悪いのは歪みのせい,歪みは悪い姿勢が作る。どっちが先だ?


ま,どっちだっていいんです。鶏肉も玉子も入った親子丼を美味しく頂けば良いし,姿勢に気をつけつつ矯正で治せば良いんです。

どうやら私に哲学は向いていないようです。



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