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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【治療】施術中,なぜ喋るのか?(続)

 
前回,結びに
 
私がそれを人様に話せるようになるにはもう10年修業が要りそうです。
 
などとかっこつけてみましたが,
 
そこはちゃんと説明しないとだろうがと
読み返して気付きました。
 
その続きとして,ちゃんとお話しします。
 
 
あの日,こんなことを言われたんです。
 
「俺には指だけで治せるほどの技術がないから喋ってる」
 
10年が経った今,これがすっごく刺さっています。
 
 
 
施術をさせてもらうにあたり,
患者さんと良好な関係を築くことは
治療の効果を高めることにつながります。
 
初診時の問診でもいろいろ質問はするのですが,
その時点で私は患者さんのことを1%も理解できていません。
 
何回目かにようやく「実はね・・・」
 
と,少しづつ扉を開けてもらえます。そこではじめて,
 
この患者さんはどんな人なのか?
何が習慣で,どんな趣味があって,
どんな行動をよくするのか
 
が,ちょっとずつわかってきます。
 
「デスクワークで肩がこるんです」から始まったものが,
 
「盆栽を始めたんだけど,これが時間を忘れるんだよ」
「孫が生まれて,久しぶりに高い高いをやったんだよ」
「ゴルフのクラブを新調したんだよ」
「腰が痛いときは,妻に踏んでもらってるんだよ」
 
のように,回を重ねるごとに新たな面を教えてもらえます。
それが私にとって治療の大きなヒントになります。
 
 
さらに,毎回お話をしていると,
日によって妙に口数が少なかったり,
なんか微妙にトーンが低かったり,
ネガティブめなお話が多かったり,
 
といった前回との違いを感じることもできます。
本来ならこちらが触診で見抜けたらカッコいいのですが,
 
なかなかそうもいかないので,
この変化がとても治療の助けになります。
 
 
 
師匠が私に教えてくれようとしたのは
多分これだったのだと思います。
 
触っただけでわかるほど出来ないうちは,
患者さんに教えてもらえ!!
 
ということだったのだと思います。
 
そう思うと,師匠から患者さんに発信する言葉が
軽いものだったのがうなずけます。
 
「大してこと言ってないな」
「調子のいいことばっかり言ってるな」
「精神論ばっかりだな」
 
と蔑むように聞いていましたが,単に
私がわかってなかっただけということです。
 
 
 
さて今,これが出来てるんだか出来てないんだか。
 
こんな人がやってる院ですが,
頑張って治しますので,よろしくお願いしますm(._.)m
 



【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
 
家のフローリングを磨きたくなって
ホームセンターに行きました。
 
2か月ぶりのバイクです。
 
冬のバイクって寒いんですね。
またしばらく休眠になりそうです。

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