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朝方首が痛い!寝違えの原因と治療
『寝違え』はかなりの方が1度は経験があるのではないでしょうか。
寝違えは一般的な意味では首の捻挫と診断される場合が多く、
症状は、首を動かした際に強い痛みがでます。
ひどい場合は、頭痛やしびれを伴う場合があります。
実は原因は他にもいくつかあります。
寝違えの起こしやすい原因の多くは2つ。どちらも寝相にあります。
① 仰向けの姿勢で一定時間、首を曲げる・ねじり続ける。
② 横向きの姿勢で下にしている方の肩の血管を圧迫し続ける。
① は特に椎骨動脈といわれる首の血管の圧迫で血行不良がおきたり、筋肉のスパズムと呼ばれ一定時間筋肉が硬くなってしまう状態におちいります。
② は、ワキの下にある腋窩動脈といわれる首につながる血管が圧迫され、一時的な血行不良により首が痛くなるなります。
寝違えをおこさないようにするには・・・
① じーっと寝ている寝相のいい方は、起きている間はなるべく寝返りをうつようにすると良いです。
② 横向きで寝ることが多い方は、ワキを開いた状態の姿勢をとることや抱き枕等を使って姿勢を安定させると良いです。
③ 仰向けで寝ることが多い方は、しっかり上(正面)を向く。
④ 高すぎる枕を使用しない。
⑤ 寝る前は肘を立てた姿勢で、本やテレビをみない。
⑥ 身体を冷やさないようにします。
⑦ 水分をとってから寝るようにする。
⑧ 寝る少し前に軽いストレッチをする。
無意識での寝相や寝心地にもよりますけど、なるべく意識すると寝違えにくくなります。
寝違えになってしまった場合は・・・
痛みがひくまで負担をかけないのがまずは1番です。
そして、寝違えを起こした場合はストレッチが有効です。
首のストレッチは首が痛い場合は避けて、肩周りをストレッチすると良いです。
胸を開くように腕を真後ろに伸ばしたり、腕を上に挙げ後ろに引いてワキの下を伸ばしたりすると、肩から首への血行がよくなり緩和しますので試してみてください。
当院での寝違えの治療は色々あります!
・筋肉・筋膜ストレッチ
・関節運動
・けん引
・マッサージ
・姿勢改善目的の矯正
等のアプローチ法で寝違えを改善していきます。
症状によっては、何日も痛みがひかないケースもありますので診察を受けることをお勧めします。
2018年11月 8日 12:53